今回は本部町の水納島へダイビングに行ってみましょう。ポイントは「ヨスジの根」です。水納島はその形から「クロワッサンアイランド」とも呼ばれる小さな島です。
その周囲には白い砂地の透明度が高い海が広がっています。本島からボートで20分程でポイントに着くので近いですよ。沖縄らしい青い海にぜひ潜ってほしいですね。
エントリーしたあとボートの真下を見るとこんなに青い海が広がっていました。アカヒメジがお出迎えです。本島周辺では、ここが1番透明度がいいように思いますね。潜っているだけで気持ちよくなりますよ。(写真&文:ICHI)

遠くまで見える海とアカヒメジ
アカヒメジがお出迎えです。本島周辺では、ここが1番透明度がいいように思いますね。潜っているだけで気持ちよくなりますよ。

ポイント名になっているヨスジフエダイ

ヨスジの根の「ヨスジ」とは、この魚のことなのです。青い海と黄色のラインがマッチしてきれいでしょ。ヨスジフエダイが群れているのですよ。
せっかくだからバックは青く撮りましょう。いわゆる「青抜き」です。オートで撮ってもきれいに撮れるはずです。
水納島には「これぞ南国の海」というポイントが墓にもあるので、1日ツアーで行っても楽しいとは思いますよ。お昼に上陸して、アイス食べるのもありですね。

黄色く光るヨスジフエダイ
群れの形は刻々と変わるのでシャッターチャンスを逃さないようにしましょう。

キンメモドキ

川の流れのように見えませんか?今日はいい感じに群れてますがいつもいるとは限らない魚なんです。周囲に見える魚は「ミノカサゴ」で、キンメモドキを食べようと狙っています。しかも数匹いるのですね。まさに「狙い撃ち」状態です。古い歌ばかりになってしまいましたが笑

凄まじい群れのキンメモドキ
数日たつとキンメモドキは食べられて数が少なくなってしまいます。

ここからはマクロで!キッカミノウミウシ

これだけ透明度がいいと、ワイド系の広い海が撮りたくなりますね。砂地が白いので、太陽が反射して水中がとても明るいのでワイド系の写真がとても撮りやすいのです。
でももちろん小さな生物もたくさんいますよ。砂地の藻場にいたのは「キッカミノウミウシ」です。水納島は潮通しが良いので栄養がたくさん運ばれてくるのか、大きめのウミウシにもけっこう出会えますよ。色がパステルカラーで、何とも奇抜な体のウミウシですね。

じっとしているキッカミノウミウシ
動かないので綺麗に撮ってあげてくださいね。

オオモンカエルアンコウ鎮座中

まだ小さめの可愛いのが登場です。ウミシダにデーンと鎮座していました。ウミシダからしたら迷惑でしょうね。
この魚は大きくなるとバレーボールサイズになります。水納島でも時々そのサイズがデーンと岩の上や根の周囲に鎮座しています。そこまで大きくなると、可愛さはなくなりますね。
人気の魚ですので写真も撮っておきましょう。ちなみにこの魚は歩くように移動します。動画で撮るのもありですね。

堂々としているオオモンカエルアンコウ
赤でこのサイズはいいモデルになります。

ヒレ全開!

少し潮の流れが出てきました。水納島は時に潮の流れが強くなりますので気を付けてダイビングを楽しみましょうね。流れが出てくると「ヤシャハゼ」も元気になります。潮の流れに乗って餌が流れてくるのを待っているからです。
ダイバーが流されると、砂地の巣穴を埋めてしまうこともあるので注意しましょうね。透明度のいい海はいかがでしたか?それではそろそろボートに戻りましょう。

元気いっぱいのヤシャハゼ
ヒレ全開で元気元気!透明度がいいのが写真の青さからも伝わるでしょ!