実際にどれくらいの人が亡くなっているのですか

ダイビングの危険性について、経験者の方にお聞きしたいです!!
今度沖縄で体験したいと考えていますが、事故ってどの程度あるのでしょうか?実際亡くなっている人はどのくらいいらっしゃいますか?
以前ニュースで死亡事故なども見たことがあるので、ちょっと心配になって質問させていただきました。
よくご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください!(aikoさんの質問)

【体験アドバイザー:しおみさりの回答】

aikoさん、はじめまして!東京在住20代OL、しおみさりと申します。ダイバー歴は7年です。

ダイビングの危険性についてご質問ということで、実際の統計的データと今までで得た経験知識からアドバイスさせていただきたいと思います。

まず一般的にダイビングのイメージとしてあるのが、やはり海中という特殊な状況であるため事故が多いのではないか?ということです。aikoさんが実際にニュースで見られたこともあるように、事故は全く起こらないというわけではございません。安全に楽しむために、危険性を知ることはとても大切です。

安全に楽しむダイバー
自然と戯れるスポーツなので危険を避けることはどうしても不可能です。

実際の事故数は?

それでは実際にどの程度事故は発生しているのでしょうか?
海上保安庁が2019年4月に発表した調査報告書によると、2018年のダイビング中の事故者数は45人で、このうち死者・行方不明者は17名でした。
また、過去5年のデータを見てみると年間平均で事故者数が43.4人、死亡・行方不明者が13.2人となっています。

このデータからみると「多い」という印象をお持ちになるかもしれませんね。しかし、他のマリンアクティビティと比べてみると、それぞれ過去5年の年間事故者数/死者・行方不明者数は、次のようになっています。

事故者数/死者・行方不明者数

レジャー別事故者(人)死者・行方不明者(人)
ダイビング43.413.2
海水浴294.4103.4
釣り26735.4
シュノーケリング68.434.8

レジャー人口の差がありますので、一概に比べることはできませんが、マリンアクティビティ中では意外にもダイビングの事故数は少ないんです

海上保安庁HPの見出し
海上保安庁のホームページ

安全のために守って欲しいこと

さて、そうはいっても、海という自然の中ではどうしても危険がつきもの。aikoさんにはできるだけ安全に楽しんでいただきたいと思っています。そこで必ず守っていただきたいことが2つあります。

1つは「体調不良の時には無理をしない」ということ。

体調が悪いのに無理やりする方はあまりいないかと思いますが、風邪を引いていたりすると耳抜きがうまくできなかったり、最悪の場合は水中で体調悪化の可能性もあります。また、前日の飲酒などで二日酔いの場合も大変危険ですので、絶対に無茶はしないでください。

2つ目は、ガイドの指示に必ず従うことです。

今回は体験ダイビングなので、おそらくインストラクターがつきっきりでみてくださいますが、今後ライセンスを取得することがあれば、チームの中でバディを組むことになるので、ある程度は自由に泳げることになります。
そこで油断してふらふらと勝手に泳いで行ってしまったり、一人で夢中になってしまっていると水中で迷子になりかねません。
そんなことにならないためにも、どんな種類のダイブのときでも、必ずガイドさんやインストラクターの指示に従うようにしましょう。

サンゴ礁を散策するダイバー
予期せぬ事態を防ぐには、プロの言うことをよく聞くことが重要です。

ダイビングはとても魅力的なレジャースポーツです。ですが、危険な目にあわないよう、しっかりと先ほどの2点を守って、安全に楽しみましょう!(しおみさり)

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