まえがき

当サイトでは、沖縄の未来と環境に少しでも貢献するため、
体験ダイビングを通じて、1人でも多くの方に沖縄の海の素晴らしさを知ってもらう
ことをテーマに掲げております。
なかでも、沖縄の象徴ともいえる上記の3種類を重点に置き、環境問題に取り組んでいきたいと思っております。

SDGs
沖縄体験ダイビング.comは 持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

ぜひご自身の目で沖縄の海・生物を体験し、感動していただき、その感動を未来へ残したいと思って欲しいと切に願っております。

ダイビングができない方でも、シュノーケリングや海水浴でも沖縄の海の素晴らしさは体験できます。

難しい場合は、是非、当サイトで体験してください。そのために、少しでも現実の感覚に近づけるように日々精進しております。

よろしくお願いいたします。
(沖縄体験ダイビング.com 関係者一同)

少しでも環境について知っていただきたく、下記の記事を作成いたしました。
足りないところもございますが、沖縄や世界の環境を考えるきっかけにしていただければ幸いでございます。

未来と環境

1.日本の海とウミガメ

アオウミガメ

日本の海域で見られるウミガメは5種類ですが、そのうち日本で産卵が確認されているのはアカウミガメ、アオウミガメ、タイマイの3種類です。
この3種は主に九州以南の温かい海を中心に生息しています。ウミガメは卵から孵るとすぐに海に向かって歩きはじめ、中くらいの大きさになるまで外洋を漂い、20〜30年もして成体になると産卵のため生まれ故郷の浜へ戻ってくることが知られています。
生まれ育った浜へ戻ってくることができるのは、磁場を感知した帰巣本能による事が分かっています。

アカウミガメは、普段外洋に生息する種類なので沖縄でのダイビングでは滅多に出会う事はありませんが、主にサンゴ礁に生息するタイマイや、沿岸地域を住処にしているアオウミガメであればインストラクターの案内と運次第で見ることができます。

ウミガメに会ったダイバー
【あやぴのブログ】渡嘉敷島野崎のサンゴでアオウミガメと♪

彼らは、甲羅の大きさが約30〜40センチほどになると沿岸地方に住み始めることが分かっています。奄美地方や沖縄近辺では年中を通して住み着いている個体も多くいます。一緒に泳ぐために体験ダイビングをしてみたいという声もよくききます。

また、沖縄地方では5月から9月くらいの間、2週間おきに何度か卵を生む産卵期のメスが湾内や沿岸地区に長い間留まっていることも多く、ダイバーたちを楽しませてくれます。

ウミガメと共存する日本文化

昔話の浦島太郎にもあるように、日本人とウミガメは古来より共存してきました。
現在でも小笠原の一部では年間135匹までのアオウミガメを食用として捕獲することが認められていますし(筆者も小学生の頃小笠原で刺し身を食べたことがあります)、沖縄地方でも漁の網に掛かった場合は食用に調理しても良い事になっています。

また、中国や日本などのアジア地域では「べっ甲」というタイマイの甲羅を磨いたものをアクセサリーにする工芸品が盛んです。
おばあちゃんの化粧台や宝石箱の中にべっ甲のブローチがあるのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。

べっ甲のくし
現在はネイルアートなどで若い人の間で人気のあるべっ甲柄ですが、昔はかなりポピュラーなアクセサリーで、女性なら誰もがひとつはブローチや櫛などを持っていました。

このように、日本近郊の海に生息するウミガメは、食用にされたり装飾品となったりと乱獲されない限り食文化や芸術文化の一端を担っていました。

ウミガメは絶滅危惧種?

日本各地で保護活動が盛んに行われていますが、日本近海では絶滅危惧種なのでしょうか。こんなにあちこちでダイビングの度に出会うことができる彼らが絶滅危惧種だといわれても、ピンとこない方もいることでしょう。

結果を先に言ってしまうと、日本近海では生息個体数はある程度確認されてはいますが、全世界において全ての種類が国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危惧種のレッドリストに載っています。

理由は、住んでいる海域によって個体差があり、本当にそれぞれが同じ系統の生物かどうかはっきりしていないからなんです。

例えば同じアオウミガメでも地中海・インド洋・大西洋・太平洋と住んでいる場所によって頭蓋骨や背骨の形に明らかに差があることが分かっています。「青」が名前に付いていますが、実際の色は青くはなく、褐色だったり黄色っぽかったり黒っぽかったりと色々な個体がいます。
そのなかに日本近海で最近時々見られるクロウミガメと呼ばれる種類がおり、少し前まではアオウミガメと同じ種類だと思われていました。

現在では、亜種・同種・まったく独立した別の種類とする意見に分かれており、日本では、甲羅部分の形や腹側の色の違いから、見た目は近いけれども別の種とされています。

このように、まだまだ生態がはっきりと分かっていない部分が多くあるのです。ですから今現在沖縄で出会うことのできるウミガメたちが、必ずしも世界にいる同種の彼らと同じ系統の仲間であると断言はできません。

ガラパゴス諸島でも、隣り合ったそれぞれの島で独自の系統に分かれて進化しています。もし同系統の種類ではないということになれば、沖縄でもその種類特有の保護対策や活動が必要になってくるといえます。

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