ダイビングはなんとなく危ないイメージなのですが

体験ダイビングの安全性について伺いたいです。海好きの友人がいて、毎年夏休みには家族で海に行くらしいです。
先日、今年は沖縄方面に行こうか考えていると言っていて、良かったら一緒にと誘われました。
海は近場の海水浴くらいしか行ったことがないのですが、毎年夏になると海や川での事故について報道されますよね。
体験といってもんとなく危ないイメージがあるのですが、素人がやっても危険ではないのですか?どんな事故が起こるのでしょうか。(hiroさん)

【体験アドバイザー:てんてんの回答】

こんにちは。質問者様は夏に沖縄で体験タイビングをしてみたいとお考えでしょうか?
もし、ダイビングにご興味があって潜ってみたいとお考えの場合、ダイビングが危ないスポーツかどうか、また、素人だから危険ではないのかなど気にされているのですね。

正確にわからないダイバー人口

私は20年ほどの経験がありますが、ご質問に答える前に最初に考えなければいけないのが、ダイビングとひとことで言っても、その実態の多様性です。

まず、日本で年間何万人くらいの人がしているのかという正確な資料が必要ですが、残念ですが分かっていません。
また、多様性というのは、例えば日本の海のどこで潜るか、水深何メートルまで潜るか、誰が潜るか、どのような年代か、大人か子供か、初心者かベテランか、どの季節に海に入るのか、昼か夜か、誰と一緒なのか、誰が指導するのか、どの会社のどの機材を使っているのか・・・など数え上げるときりがありません。

例えば日本でのダイバー数がおおよそわかったとしても、そのダイバーさん達が1年で何本くらい潜るかによっても事故率は変わってきますよね。
1人のベテランが6本潜るのと、3人の初心者がそれぞれ2本ずつ潜るのでも危険度は変わってくるでしょう。

努力次第で安全に楽しめるスポーツ

危ないかどうか、素人に出来るかどうか、という話にもどしますと、私は、ダイビングはもちろん危険を伴うものではあるけれど、初めての場合は、体験という形で必ずプロのスタッフさんのいる所で講習を受けながら潜れるので、厳守すべき事を行う限りは安全なアクティビティだと考えています。

洞窟に入るダイバー
難しいポイントには慣れてから慎重に挑戦しましょう。

もちろん、残念ながら死亡事故は毎年起こります。

溺水事故や流されて行方不明になったり(発見が遅れて低体温症で死亡など)、潜水中に負傷したりという事もあります。
そうでなくても減圧症による事故や後遺症、擦り傷やちょっとした軽症などを入れればもっと多くなるでしょう。

そういった事実を踏まえても、ただ心配するだけではなく、安全に楽しめる方法はありますよ。

例えば、全く泳ぎに自信のない方は、ビーチエントリーといって岸に近く浅い所を中心に楽しんだりすることもできます。

また、つきっきりで教えてもらえる少人数制やプライベートのグループ参加が出来るショップを探したりするのもおすすめです。

特に、ダイビングショップ選びは慎重にされるのが良いと思います。
中には本当に評判の悪い、いい加減なお店もないわけではありません、残念ながら・・・。

体験で潜れるのは12メートルまでと決まっていますが、実際初めての体験の場合そんなに深い所まで行くことはないと思います。
それに沖縄には、それこそ浅瀬でも十分に楽しめるスポットが沢山ありますよ。

ウミガメを発見したダイバー
浅瀬でもウミガメに逢えてしまうのです。

信頼の置けるインストラクターの元、十分安全に注意しながら行えば、世界観の変わる素晴らしい体験ができるので、ダイビング好きとしてはぜひhiro様にも前向きにチャレンジして欲しいと思います!(てんてん)

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