普段は都会の時間の波に追われて心も狭くなってきたので、大きな海の自然に触れて大きな心を取り戻そうと思って体験ダイビングにチャレンジしようと思います。
体験とはいってもジンベイザメやマンタに会えるチャンスもあるとも聞きました。
でも、ダイビングはレジャーというよりは多少危険なスポーツという印象があります。そうである以上はある程度健康な体でトライしないといけない気もしています。
ダイビングを控えた方がいいケースというのはどのような状態でしょうか?例えば妊娠していてもやっている人はいるのでしょうか?(はごろも)

【体験アドバイザー:YYの回答】

こんにちは。まず、妊娠中の方の参加は原則NGです。妊娠中のお母さんの体はとても不安定なもの。お母さんの体だけではなく、胎児に良くない影響が出る可能性もあると言われています。

ライセンスのいらない体験ダイビングでも、ツアーを主催しているショップなどに妊娠を伝えた場合はほとんど断られるでしょう。

具体的にどのように危険なのかは今のところ明確になっていませんが、妊娠している期間中に何かあれば、母体とお腹の赤ちゃん、どちらにも影響を与えることが考えられます。

妊娠期間が終わればその後いくらでも楽しむことができます。授かりものの大切な赤ちゃんを危険な目に遭わせないためにも、妊娠中は控えた方が良いでしょう。

出産は体に大きな負担がかかるものなので、出産してすぐのダイビングも控えた方が良さそうです。出産後1ヶ月程度は、母体の回復に時間がかかります。
産後1ヶ月後の検診で医師に相談してから再開するのがおすすめされています。

美ら海水族館のジンベイザメ
妊娠中でもダイビングがやりたい!と思ってもそこはガマン。美ら海水族館で楽しみましょう(画像はイメージです)。

呼吸器・循環器系の持病

呼吸器・循環器系の持病がある方も注意が必要です。とくに喘息などの呼吸器、心臓病などの循環器系の持病を持っている方は、参加を決める前に医師に相談をする必要があります。

ダイビングは、地上の活動とは異なる水の中で活動するので、想像以上に体に負担がかかるものです。心臓や肺、血管など、体の内側にも負担がかかるので、持病の発作などが起きてしまう可能性があります。
水の中で発作が起きれば、危険は水上よりさらに高まるものです。体に大きく負担がかかるため、事前に医師に相談し、少しでも調子がおかしいと思ったら、控えることがとても大切です。

その他にも中耳炎などを発症しやすい、耳の穴が塞がっている、といった方もダイビングが危険な場合があります。いずれにせよ初めて挑戦する方は、事前に病院で検査をすることをおすすめします。(YY)

慎重にダイビングする二人
普段使用しない箇所を使用するため、体に思わぬ不具合が発生することがあります。必ず事前に検査をしてください。

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