宮古島・伊良部島ダイビングポイントギャラリー

ダイバーの宮古伊良部ダイビングブログ

L字アーチ入口

伊良部島のL字アーチで冒険気分満喫!

コーラルポイントの入口

来間島のヒーリングポイント「コーラルガーデン」

伊良部大橋

伊良部島のスネークホールで会える生物

すぐに出会った魚群

大物から小物まで!下地島は生物パラダイス

クロスホール入口

クロスホールの幻想的な空間へ

広がる洞窟

壮大な世界が広がる感動スポット・下地島

宮古島のトンネルがあるポイント

いつかは挑みたい宮古島のポイント

クロスホール

スキルアップに!宮古・伊良部地形ダイビング

八重干瀬

アカラガウサ

八重干瀬の数あるポイントの中でも「アカラガウサ」は枝サンゴが多いことで有名なポイントです。この日本最大級のサンゴ礁の八重干瀬(やびじ)は宮古島の北側にありますが、風を遮るものが周りになにもないので、風が弱いときにしか行くことができません。
しかし、行けてしまえばサンゴ礁の内部は水深も浅くて初心者でもピッキピキに元気なサンゴを見ることができるおすすめのポイントです。

生きの良いサンゴ
サンゴの間にはデバスズメダイやテングカワハギといったかわいい魚を見ることができます。
サンゴに群がる小さな魚
サンゴの多いポイントは小さくてかわいい魚が多いですが、ナカガウサでは6月から7月ころになると大きな「コブシメ」という甲イカがサンゴの間に産卵しにくるところを見ることができます。
宮古島八重干瀬ダイビング

地形を楽しむダイビング

サンゴが隆起してできた宮古島は、サンゴをもとにしてできる鍾乳石でできた、鍾乳洞が多くあることでも知られています。
鍾乳洞のような洞窟はは陸上だけでなく、海中にも存在していて、宮古島周辺の海は日本で最も地形派ダイバーを唸らすポイントが点在しています。「魔王の宮殿」「アントニオ・ガウディ」「通り池」が宮古島の3大地形ポイントとして知られていますが、それらポイントは深度が深いため、初心者や体験ダイビング向けのポイントではありません。
宮古島やお隣の伊良部島・下地島周辺には3大ポイント以外にも地形ポイントがたくさんあり、初心者ダイバーでも楽しめるポイントをご紹介します。

ツインホール・スネークホール

南風が吹く夏場に体験ダイビングでも潜れる地形ポイントをご紹介します。
別名「青の洞窟」とも呼ばれるツインホール・スネークホールは、最大水深15〜20mほどと浅いので初心者でもストレスなく潜ることができます。
ここの見どころは、洞窟を抜けていくと頭上が開けて「エアドームの中」に浮上できるところです。
水中から見上げる青さも見ものですが、浮上してからの青く輝く洞窟と2つの美しさを体感することができるのです。

伊良部大橋

伊良部島のスネークホールで会える生物

中の島チャネル

洞窟ダイビングというと、真っ暗な中をライトで照らしながら進んでいくという、冒険チックなイメージを持つことが多いかと思います。
中の島チャネルは頭上が開けたチャネル(水路)を進んでいき、ときどきトンネルをくぐるというスタイルのため、真っ暗になることがないことから地形ダイビング初心者でも、安心して潜ることができるポイントです。
チャネルとは水路という意味で、進路の両サイドが壁になっている地形のことを指します。洞窟は周りが完全に真っ暗になってしまいますが、中の島チャネルは一部トンネル状になっているところはありますが、真っ暗になるところはなく、宮古島の地形ダイビングの登竜門的ポイントです。

差し込む光と魚
上から差し込む日の光が光のカーテンのようで、見ているだけでうっとりとした気分を味わうことができます。
地形ダイブ入門
地形ダイビングを味わったことがない人は、ここでノンビリと潜ってからダイナミックなポイントに挑むとよいでしょう。

なるほどTHEケーブ

洞窟を通っていくダイビングはアップダウンがあるので、初心者・体験ダイバーは浮力の調整が上手くできずに「急浮上」や「急潜降」をしてしまう危険性があります。
ここ「なるほどTHEケーブ」は、水深10mという浅い深度の横穴から入り、出口も同じ穴からでるように深度変化が少なく深度も浅いポイントなので、初心者ダイバーでも安心して潜れるポイントです。

洞窟風の簡単ポイント
初心者でも潜れる地形ポイントではありますが、1人づつしか通れない狭い水路は冒険心を十分満足させてくれます。

ツインケーブ

初心者ダイバーでも、せっかく宮古島に来たのだから、長さがあっていかにも洞窟っぽい中に入ってみたいものです。ツインケーブはその名の通り、2本の洞窟があり、その両方を回ると30分近くかかるほどの十分な長さのある洞窟です。

簡単にチャレンジできる洞窟
水深は深いところでも20メートルを超えることはないので、エア持ちが心配な初心者であっても、洞窟ダイビングを満喫することができます。

Wアーチ

宮古島周辺の地形ポイントは、下地島の南西側に集中しています。
北寄りの風が吹く秋から冬はこの辺りのダイビングポイントに潜りやすいですが、南風が多い春から夏時期は海況が荒れやすいため、伊良部島の北側のポイントで潜ることが多くなります。

穴の中から見えるハート
Wアーチは、伊良部島の北側にあるポイントで初心者や体験ダイビングでも潜りやすく、写真派ダイバーの人気も高いポイントです。
安全な洞窟
経験が浅くても洞窟ダイビングを堪能することができるWアーチ。見る人が見れば「ハート」の形に見える穴があるので、ガイドさんに聞いてみてください。

ミニ通り池

陸上の観光地としても有名な下地島にある通り池は、ダイバーにも人気のポイントです。しかし、水深が深いので、初心者ダイバーにはオススメできるポイントではありません。
一方、ここミニ通り池は洞窟の入口の水深は10mほどと浅いので、ライセンスさえあれば初心者でも潜ることができます。通り池と同じように池と繋がっていて、水面に顔を出すことができます。

難易度の低い通り池
池の水はとても澄んでいて、上から差し込む日差しがキラキラと輝きとても幻想的です。

その他おすすめポイント

宮古島や下地島・伊良部島は沖縄、いや日本でもトンネルやアーチといった複雑な地形が多いことで、地形派ダイバーに高い人気を誇っています。
その一方で、宮古島周辺の海にはサンゴが美しいポイントがあったり、カメなどの大物が見られることもあって地形以外でも多くのダイバーの欲求を満足させてくれます。
ここでは、宮古島や下地島・伊良部島のダイビングポイントの中で、体験の方や初心者にオススメする地形ポイント以外のダイビングポイントを紹介していきます。(写真・文:Tetsu)

オアシティ

下地島の南側にあるポイントで、最大水深でも12メートルほどと深度のアップダウンがほとんどないことから体験ダイビングでも使われるポイントです。穏やかなだけでなく見どころも満載。真っ白な砂地が美しいポイントで、ところどころにサンゴの群生があって雲のように群れるスカシテンジクダイが見られます。

スカシテングダイの大群
砂地に着底してサンゴや魚を見ることになるので、中性浮力に自身がない体験ダイバーやブランクがあいてしまったダイバーでも安心して潜ることができます。

白鳥湾

こちらの「白鳥湾」は伊良部島の北側にあるポイントです。白鳥岬に囲まれた湾の中で潜るので、海が穏やかになりやすく船酔いしやすい初心者ダイバーでも安心して潜れます。
水深25m位のホールもありますが、浅いコースを取ることによってクマノミなどの可愛い魚を観察するフィッシュウォッチング・ダイビングに最適です。

イソギンチャクの中にいるカクレクマノミ
なかなか自分では見つけることができない小さな生物をガイドさんから紹介してもらうことができます。

白鳥幼稚園

伊良部島の北側にあるポイントで、南風が吹く夏場にはとても穏やかになり、浅い水深で楽しめることもあって、体験ダイビングに最適なポイントです。
ここの見どころはオレンジ色のアカネハナゴイが乱舞するところ。初心者でもこれほどの魚影が楽しめるところは、ほとんどありません。

アカネハナゴイの鮮やかな群れ
カメも出やすいポイントで、ゆっくりと休憩していることが多いので、間近でカメの姿を見ることもできます。

オーバーハング

穏やかな海で、きれいなサンゴやかわいい魚に癒やされるダイビングもいいけど、たくさんの魚の群れに囲まれたいとも思うものです。
流れが当たるところに魚は群れやすいので初心者ダイバーには敷居が高いと感じるかもしれませんが、ここオーバーハングでは根の先端で待っていれば、カマスやカスミハナダイやアカネハナゴイといった無数の群れに囲まれることができるポイントです。

先が尖ったカマスの群れ
オーバーハングも伊良部島の北側にあるポイントです。

(番外)通り池 ※上級向け

宮古島のポイントで「魔王の宮殿」「アントニオ・ガウディ」と並び、3大人気ポイントと呼ばれている通り池は、外洋から大きな横穴を抜けていくと直径50mを超える池に出ることができ、水面まで浮上することができます。海と池の淡水が混ざり、青から緑のコンストラストがとても幻想的なポイントです。
水深が深かったり、水深のアップダウンがあるので、経験本数50本以上のように通り池を潜るのに、制限を設けているダイビング・ショップもあります。

本物の通り池
ライセンスを取得して、経験を積んでから通り池に挑むようにしましょう。