マンタに会いに行くぞ!意気込んで来たのは、そう、石垣島。(写真&文:しおみさり)

マンタが見たいなら石垣島

というほどに、ここ、石垣島で遭遇することはダイバーなら一度は経験したい夢!

そして、その石垣島で見られるポイントといえば、有名なのが川平石垣マンタスクランブル
その名の通り、スクランブル交差点のようにたくさんのマンタが頻繁に訪れるポイントなんです。なぜ多く現れるかというと、そこには体についた寄生虫を食べてくれる小魚の住処があるから。
そこは、クリーニングステーションと呼ばれているそう。運が良ければ、一度に何枚ものマンタに遭えるとのこと・・・!
ちなみに、数え方は匹ではなく、枚だそうです。体が薄いのでなんとなくイメージは合いますね。

しおみはマンタダイブに挑戦するのは今回が初めて。ワクワクが止まりません。

ポイントに到着、マンタスクランブルを目指して、いざエントリー!
さすが離島石垣島の海、透明度の高い深いブルーが目の前に広がります。
この場所は一度に潜れるグループ数が限られています。ガイドさんが状況を確認しつつ、私達グループも目的の地点に近づきます。
すると・・・!なんと、遠くの根の方に優雅にヒラヒラと旋回する影が。

旋回するマンタ
早速マンタとご対面できました!!

逃げてしまわないように、クリーニングステーションからは十分に距離をとって観察します。
広がって近づくと、ダイバーの泡にびっくりしてしまうので、なるべく固まって見るのもポイント。潮の流れが早い場所なので、近くの根に捕まって見ますが、この時オクトやダイビング装備で根を傷つけないように注意します。

観察を続けていると、次から次へと来訪!
なんと、合計で4枚見ることができました!!多い時は8枚以上も現れるとか・・・。マンタスクランブル、なんて素晴らしいポイントだろうか!!

真上に来てくれたマンタ
興奮して見ていたら、さらになんと、頭上間近を旋回!!!

全長5メートルのマンタが悠々と泳ぐ姿、本当に圧巻です。思わず、一緒に潜ったメンバーとガッツポーズで喜びを分かち合いました。

写真をよく見るとわかるように、お腹に魚がひっついていますよね。これはコバンザメといって頭に小判のような見た目の吸盤がある魚。その吸盤でひっついています。
なんだか邪魔そうだな~とも思っちゃいますが、彼らも体表の寄生虫を食べたり、排泄物を掃除したりしているらしい。
ダイバーの人気者だけあって、魚にも人気なんですね~。

マンタにこんなにも出会える素晴らしい石垣の海、これからもその美しさを守っていきたいですね。(しおみさり)