ダイビングで水中に潜ることに憧れています。ただ、ひとつ気になるのは水中でどうやって人とお互いにコンタクトを取るかという点です。
水の中では、どうしても話すことはできないと思うので、潜っている時はどうしてるのでしょうか。おそらくですが、どうすればよいのかは、体験ダイビングの講習の時に教えてもらえるのかなとは思っているのですが、覚えておいたほうが良いサインやシグナルなどがあれば、教えて下さい!(たかひろさん)

【体験アドバイザー:てんてんの回答】

ご質問ありがとうございます。
たかひろ様のおっしゃるとおりで、潜水中はもちろん声を出して話すことはできません。

さまざまなコンタクト方法

例えば、ショップのインストラクターさんたちが体験ダイバーと一緒に潜る時は、ボード(子供用のおもちゃで中に砂鉄が入っていてマグネットの付いたペンで書いては消せるやつ)に文字を書いて、魚の名前を教えてくれたり意思疎通をするというやり方があります。

また、体験ダイビングはインストラクターひとりにつき、ダイバーひとりからふたりで行われれる事が多いので、複数人が同時に移動したり意思を伝え合ったりする事は、安全面を考えてもとても大事です。

必要不可欠なハンドサイン

ハンドサインは手を使う基本的なシグナルなので、よく使うものを予め覚えておくのは良いことだと思います。簡単なサインが多いですが、普段行わないものなのでうっかりしてしまったり、サインの出し忘れでトラブルがないようにしたいですね。

OKサインは、私達が普段使う親指と人差し指で円を作る形です。潜水中は、インストラクターさんが割と頻繁に出してくるサインのひとつでもあります。
例えば、耳抜きがちゃんとできているか大丈夫?潜っている時にどこか体調が悪くないか大丈夫?と言う具合に、ちょくちょく確認をしてくれます。続けられる場合は、同じようにOKサインを出して続行しましょう。

ハンドサインを出すダイバー

何か違和感や異変を感じた時、体調が変わった時を知らせるサインは、覚えておくのが良いでしょう。例えば、耳抜きができていなくて耳が痛くなってきてしまった時には、耳を指差してから片方の手をひらひらと動かします。
頭が痛い場合は、頭を指差して、片手をひらひらさせます。異変がある時に自ら出すハンドサインによって、インストラクターさんに気づいてもらうことができます。

浮上のサインはいいねマークのように、親指を立てて上を向けるサイン。終了して、海面に浮上する時に使われるハンドサインです。
浮上の速度は、深度や条件によって変わってきますが、急浮上しないことは絶対条件。安全停止をしつつ、バディやインストラクターさんの吐く空気の泡を目安に上昇するのが良いとされています。

ダイビングをする時に使用するハンドサインは、実は結構種類がおおくあります。
けれども、体験ダイビングをする時にはエア切れになることや、エアを他のダイバーから貰わないといけないような状況にはならないはずなので、本当に基本的なものをきちんと覚えておくのが良いのではないでしょうか。安全に楽しんで下さいね!(てんてん)

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