慶良間諸島のひとつである阿嘉島は那覇から高速船で日帰りができるほど近い離島です。
知名度がまだ低いのか、夏でも観光客で混みあうことがあまりない穴場スポットでもあるらしいです。
隣の座間味島、渡嘉敷島にも定期便が出ているので島めぐりをすることもでき、天然記念物のケラマジカも生息していて散歩中に出会うこともあるという、自然が好きな人にはたまらない環境です。（写真＆文：みく）

ビーチ前なのにこの透明感

今回潜ったダイビングポイントは南国の海らしいところでした。
船に乗って数分かからないうちに着いたそのポイントは、なんと阿嘉島で有名な北浜ビーチの前！水深も4メートルくらいと浅く、船の上から海底の砂地が見えるほど海が透き通ってきれいでした。

上から海底がはっきり見える透明度の阿嘉島の海
ビーチのすぐ近くにこんなに透明度の高い海が！

口呼吸に苦戦

船の上でインストラクターさんから講習を受け、その後は船のはしごに掴まって練習をしたのですが一番難しかったのは呼吸です。
わたしは普段鼻呼吸なので口だけで呼吸するのはかなり意識的にしないとできず、かなり練習をしました。

やっと海に顔をつけて口から息を吸うことができるようになっても、クセで鼻から息を吐いてしまいマスクが曇ってしまい何度も顔をあげてしまいました。

浅瀬にいる魚の群れとサンゴ
根気強くインストラクターさんが教えてくれたので少しずつ潜ることができ海底に着いたときは海の青さと魚の多さに感動です！

素早く隠れてゆっくり出現・・

特にかわいかったのはコバルトブルーのデバスズメダイという小さな魚です。

桜吹雪のようにひらひら舞っているようにみえました。もっとそばで見たいと思い近づいたら、一斉にサンゴの中に引っ込んでしまいました。

どうやら大きな魚やダイバーが近づくと一斉にサンゴに隠れて身を守るみたいです。
隠れるときはすごく早かったのにそのあとはゆっくり出てくる様子がかわいらしかったです。

華麗に舞うデバスズメダイ
はじめこそ口呼吸するのに苦戦しましたが、最後は周りを見る余裕ができてゆっくりと泳ぎながら楽しむことができました。

沖縄時間の北浜ビーチで休憩

体験ダイビングをしたあとは思ったよりも体が疲れていたので、先ほど潜った北浜ビーチに陸から行ってみました。阿嘉港から歩いて15分くらいです。

ここにはビーチハウスが2つあり、マリングッズのレンタルや軽食が食べられます。

ここでよく目にしたのは外国人の観光客が泳がずにパラソルの下で眠っていたり、木陰で読書をしていた光景です。泳ぐだけではなく沖縄独特のゆっくり流れる時間を楽しんでるようにもみえました。

私も真似をしてビーチの木陰にバスタオルを敷いて座ってみましたが、海の青さとほどよい気温が眠気を誘い気が付いたら少し眠ってました。気持ちよかったですよ（笑）

時間にゆとりがある方は海遊びだけではなく「沖縄時間」と呼ばれるゆっくりとした時間の流れを感じるのもいいのではないでしょうか。