沖縄本島から少し離れた場所に慶良間諸島があります。わたしは毎年慶良間諸島のひとつである座間味島によく行っています。いつもはホエールウォッチングが目当てだったので冬に行っていましたが、今回は海で遊びたくて10月に行きました。台風が心配でしたがうまい具合に晴れてくれたので気持ちよかったです。(2018年10月/写真&文:umiumi)

10月の沖縄

この時期は夏ほど気温が高くありませんが、太陽が出ていると暑いので、日焼け防止のために薄手の長袖を羽織って短パンにサンダル、というスタイルがちょうどよかったです。

島についたら宿にチェックインをします。繁忙期はチェックインが14時からのところもあるので事前に確認が必要ですが、たとえチェックインができなくても荷物は預かってくれるのでずぐに身軽になれます。私は到着と同時に部屋に入れたのでラッキーでした。

座間味島全景
荷物を預けられたのでレンタルバイクで島巡りです。

初日は島巡り&シュノーケリング

とりあえずバイクで島をひととおり廻って宿に帰ってきました。宿の人にマリンアクティビティはなにがあるのか聞いたところ、シーカヤック、シュノーケリング、体験ダイビングなどがあると教えてもらったので体験ダイビングをしてみることに。

夏は予約ができなかったりするほどお客さんが多いみたいなので、島に行くときは事前に調べて予約をしたほうがよさそうです。
私が行ったのは10月。平日だったこともあり、当日や翌日の予約でもとることができたので翌日の午前中にすることにしました。

というわけで、本日はシュノーケリングで予行練習です。ウミガメに会えるという噂の阿真ビーチへ!

人のいない阿真ビーチ
港からは歩いて20分くらいかな?バスもでてますが本数もそんなに多くなかったので歩いていきました。

ビーチの遊泳エリアにウミガメ!

シュノーケリングは体験ダイビングと似ているみたいです。
泳ぐときは足をゆっくり動かし、シュノーケルを口にくわえる方法とダイビングで使うレギュレーターのマウスピースをくわえる方法は同じ。呼吸は口呼吸で行います。
ダイビングの予行演習ということもありドキドキしながらビーチへ。阿真ビーチは遊泳エリアの深いところでも3メートルほどで波打ち際から徐々に水深が浅くなっているので小さいお子さんでも遊びやすいビーチです(安全管理は十分にご注意ください)。

ウミガメは満潮時に岸のほうにいることが多いので、時間を見計らって満潮の少し前に行きました。ビーチで支度をしてるとウミガメが水面で息継ぎをしているところを発見!急いで入ると水深2メートルくらいの場所でアマモという海藻を食べてました。

種類はアオウミガメ。ごはんに夢中で私達が近づいても無視してずっと食べています。
バタバタしない限りカメは逃げないので、少し離れたところからゆっくり近づいていったら、息継ぎをするために海面に。

阿真ビーチにいたウミガメ
ずっと追いかけてたら遊泳エリアを出そうになりました。危ない危ない!

団地発見

この遊泳エリアのブイの付近にはいくつかサンゴがあり魚が群れています。
海底は真っ白な砂。そこで見つけたのはハマクマノミ団地。クマノミの種類は体にある白い線で覚えます。1ハマ、2クマ、3カクレ。
これを覚えていたら日本で見られる6種類中の3種類は覚えたことになります。その「1ハマ」の住処であるイソギンチャクが一か所の岩のようなサンゴに密集していたのでハマクマノミ団地(笑)。

ハマクマノミの一家
オレンジ色に太陽の光があたって鮮やかさが増してました。

明日は体験ダイビング。船酔い予防のためにも飲みすぎ・食べすぎに注意して早く寝ようと思います(笑)。

嘉比島近くのブツブツサンゴで体験ダイビング

さて、座間味滞在2日目。今日は体験ダイビングです。船酔いが心配だったので朝食は少しにして、酔い止めの「アネロン」を飲みました。

船酔いによく効く酔い止めを調べたら多くの人がアネロンを推していたのでわたしも購入。これで船酔いしてグロッキーになってダイビングできません・・・ってなる可能性は減りました。

港に到着です。ここでウェットスーツを着るのですが、これがまた着にくいんです。ぴったりのサイズではなく少し大きいサイズらしいんですが着なれてないため苦戦しました。

ここで聞いたコツですが、一気に着ようとするのではなく少しずつ引っ張り上げていったら着やすいそうです。おしりまで入ってしまえばあとは腕を通すだけなので腰まで着て船に乗りました。

座間味港

出港して数分。「もう着きますよ~」と言われて着いた先はガヒ島の南にあるブツブツサンゴです。すぐに到着したし波もないので、酔う暇がありませんでしたよ笑。

潜ってすぐ上を見上げた写真
ポイントについて機材の使い方、呼吸の仕方、マスクに水が入ってきたときの対処法などの話を聞いたらいざエントリーです!

私が船のハシゴに掴まっている間にインストラクターさんが手際よく機材をつけてくれたので、レギュレーターをくわえてゆっくり顔をつけます。
はじめは息を吐いたら耳元でブクブクいってびっくりしましたが慣れてしまえば問題なくやれました。

呼吸さえできてしまえば、あとは耳抜きをしながら海底につながっているロープをたどっていきます。

インストラクターさんの指示に従ってついていったら大きなイカを発見!宇宙人みたいにずっとサンゴのそばから動かないんです。
初めてみるこのイカ、コブシメと言って、食べるとおいしいらしいです。ずっと観察していると目が閉じてるみたいに見えてとてもかわいい!

コブシメの顔
どうしてもこの目を写真に撮りたかったのでズームを駆使してアップを撮りました。あまり動かないから撮りやすかったです(笑)

楽しい時間はあっという間で、もう最後の写真になります。船の下のロープに着いたら、そこに赤色の体にドット柄がかわいいユカタハタがいました。

海の中で赤色は一番早くなくなる色なので、海の中で血が出たら黒く見えます。このユカタハタは浅場にいたため太陽の光が入り、海の中でも赤くきれいな色をしていました。

ユカタハタはわたしを横目に岩の陰に入ってしまったのですが少し待っているとこちらを見るようにひょっこりのぞいていました。クリクリしてて魅力的な目をしていましたよ。

今回の体験ダイビングでは、シュノーケリングではあまり見ることのできないコブシメに会えてうれしかったです。潜るポイントによって会える生き物も違うらしいので、また潜りにきたいと思います!(2018年10月:umiumiの体験ダイビングの思い出)