今回は来間島の「コーラルガーデン」の景色をご紹介します。
宮古島エリアの有名なダイビングポイントは伊良部島と下地島周辺に集中しています。そしてどのポイントも水深が深めなのが特徴ですが、ここ来間島は宮古島の南に位置し、橋で繋がっている小さな離島です。
このコーラルガーデンは浅めのポイントで体験ダイビングでも無理なく潜ることができ、慣れてくると滞在期間の3本目にここ潜ったりします。
エントリーしたら真下には見事なサンゴを見ることができました。ここまで大きくなるにはどのくらいの年月がかかったのでしょうか?(写真&文:ICHI)
くつろぐチョウチョウウオ
コーラルガーデンは来間島の港からボートで5分程で着きます。位置としては栗間大橋の北側で宮古島と挟まれた場所にあります。底は砂地なのでとにかく明るくのんびりできるのが特徴です。
サンゴの周辺をゆっくり移動していたら、チョウチョウウオや小魚がのんびりとしていました。ちなみに餌付けは禁止です笑。ジッとしていたらこれぐらいまで魚から近寄ってきてくれます。
体験ダイビングも可能な楽園
サンゴが元気なので魚もたくさん見られました。サンゴで群れいている魚は「ウケクチイットウダイ」です。あまり動き回ることなくのんびりしているのがよくわかります。写真もゆっくり撮ることができました。
最大水深は7メートルと浅く、流れも感じません。ライセンスを取得したばかりの初心者の方や体験ダイビングの挑戦者でもここはチャレンジ可能です。
港からも近く、来間島のショップを使うと5分でポイントまで行けるので船酔いの心配もありません。
サンゴの森に住むノコギリダイ
別のサンゴにまわりには「ノコギリダイ」がこれまたのんびりしていました。狭いエリアの中にこれだけ多くの大きなサンゴが集まり、そこにたくさんの魚が住んでいる様子を見ることができるというとても贅沢なポイントだと思いましたね。魚にとっては「サンゴの森」みたいな感じでしょうか。場所柄、台風時や冬場の大しけ以外ならば潜ることができるポイントだと思います。
クマノミの一軒家
人気のクマノミの登場です。沖縄県では6種類のクマノミを見ることができます。映画のタイトルにもなった「ニモ」こと「カクレクマノミ」を含め5種類はいろんなポイントにいるのですが、この「トウアカクマノミ」は生息域が他の5種とは少し違うので、多くのポイントにでは見ることができないのです。白い砂地の真ん中にポツンとトウアカクマノミの一軒家があり、通年見ることができますよ。
長老サンゴ
のんびり気分を味わえましたか?撮影時は他のポイントに比べてちょっと長めに潜りました。コンピューターを見たら60分潜っていたのがわかりました。あっという間に時間が過ぎてしまったと感じるほど楽しい時間でしたよ。
このポイントには「800歳になるサンゴ」もあるとガイドさんからうかがいました。
さて、そろそろエキジットして今日のダイビングを終わりましょう。夜は美味しい泡盛でもいかがですか?