当サイトでは、沖縄の未来と環境に少しでも貢献するため、
体験ダイビングを通じて、1人でも多くの方に沖縄の海の素晴らしさを知ってもらう
ことをテーマに掲げております。
なかでも、沖縄の象徴ともいえる上記の3種類を重点に置き、環境問題に取り組んでいきたいと思っております。

SDGs
沖縄体験ダイビング.comは 持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

未来と環境

1.サンゴとは

サンゴは動物

サンゴは世界中で約800種類ほど確認されており、沖縄近郊の海ではそのうちの約200種類以上、体験ダイビングでも気軽に見ることができます。
一見して海の中に生える植物のようなイメージがありますが、実際にはイソギンチャクやクラゲなと同様に分類されている刺胞(しほう)動物の一種で、5億年以上前に地球上に誕生しました。
大まかに、ソフトコーラルとハードコーラルに分けることができます。

柔らかなサンゴ
ソフトコーラルは名前のとおり、硬い骨格を持たない柔らかいタイプ。通常カラフルな色をしていて植物や花のように見えます。

これに対してハードコーラルは半透明の硬い骨格を持っています。
多くは浅い海に住んでいてサンゴ礁を形成するため、造礁サンゴとも呼ばれています。形成せずに単体で生活するものは非造礁サンゴや深海サンゴと呼ばれています。

高知県の伝統工芸として加工が盛んな赤珊瑚などの宝石サンゴは、単体で生活する深海サンゴの仲間です。
往年の名曲「およげたいやきくん」の中に「ももいろさんごが手をふって〜」という歌詞がありますが、なかでも最も高価な部類のモモイロサンゴの棲息海域は水深800メートルの深海です。
たいやきくんは随分と深い海まで潜っていたということになりますね。

サンゴと褐虫藻

サンゴは動物の仲間ですが、自身の体内に褐虫藻(かっちゅうそう)と呼ばれる単細胞藻類を取り込んで共生し、その光合成の働きによって栄養をまかなっている種類がいます。
褐虫藻とはいわばギブアンドテイクの関係。住処を与える代わりに、成長に必要な栄養素をもらっているのです。二酸化炭素を取り込んで酸素を吐き出す光合成は、沖縄の海の水を豊かにしてくれます。

大きなブツブツのサンゴ礁
【体験ダイビング思い出ブログ】座間味島満喫&ブツブツサンゴ

日中は光合成をしつつ夜は自分の触手を使って、プランクトンなどを捕食して生きている種類や褐虫藻との共存や光合成をしない種類もいます。単体で暮らし、クラゲなどの生物を捕食して栄養にしています。

とても長生き

5億年以上も前に地球の海に出現した彼らの先祖ですが、現在地球上の海で確認されているもので5千万年前から命をつなげ続けている種類も確認されています。

赤珊瑚やモモイロサンゴのように、深海に生息する種類の生き物は長寿で平均寿命は500年以上です。生物の種類が少なく環境の安定している深海には敵が少ないので、じっとしているだけで生きのびる事ができます。

世界最古の樹木が根だけを生きながらせて自己再生をしながら9550年も生きているように、深海に根を下ろし、その場所から移動をせずに分裂を繰り返しながら生きているタイプも、非常に長く生きる事ができます。

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