体験ダイビング取材の翌日に軽い気持ちで訪れた平和祈念公園でしたが、感受性が強めな私は公園の中を歩くに連れ戦争で亡くなった人の多さを実感し、平和な現代を生きている自分は幸せだと改めて感じる時間となりました。
※今回の記事は若干(いや、かなり)重い文章となってしまいましたので、沖縄旅行に行く前にウキウキ感で高揚したい方は飛ばしてください〜笑
平和祈念公園の霊域ゾーンを歩く
公園の芝生広場では学生たちがワイワイ騒いでいますが、私はひとり寂しく静かな霊域ゾーンへと向かいます。
こちらはメインの平和式典ゾーンですが、この日は特に催しがなく、ご覧のとおり閑散としてました。こいのぼりがなんだか寂しげに見えます。
こちらが戦没者の遺骨などが収められている霊域ゾーンにある霊域参道です。快晴で明るい公園の中にあるのですがなんとなく悲しい気分になります。
このように、都道府県ごとに分かれて埋葬されています。全ての都道府県ではありませんが、32府県の慰霊碑があります。毎年慰霊団が訪れているそうです。
霊域参道を突っ切ると、このような展望台があります。かなり良い風景なのですが、どことなく寂しさを感じてしまいます。
波の景色や緑の風景もどことなく悲しさを含んでいるように思うのは私だけでしょうか。
もうひとつの展望台です。このような慰霊碑が至るところにあります。
ここを右に行くと先ほどの塔ですが、左の階段を下っていくと「健児の塔」に向かいます。草木が生い茂っていて人の気配はありませんが、せっかくなので行ってみることにしました。
早速何やら現れましたが、どうやら「第32軍司令部壕」のようです。中には入れませんが、入る度胸はもともとありません。
このあたりは沖縄戦で追い込まれて南に逃げてきた人が多いのが特徴です。ここも「終焉の地」とあります。現代人にとってはちょっと想像もできないような光景だったのでしょう。
さらに階段はまだまだ続きます。思った以上に遠い道のりのようです。下った分登らなければいけないかと思うと少し二の足を踏んでしまいますが、ここまで来たからには行ってみます。