こんにちは。ダイビングの始め方について教えて下さい。学生時代に沖縄には行ったことがありますが、その時一緒に行った子は海が苦手だったので海には入りませんでした。
今回はぜひダイビングをしてみたいと友達と話しています。
ネットで検索するとダイビングショップは沢山出てくるのですが、実際にダイビングをするまでの流れや申込み方法がいまいち把握できません。
また、自分であらかじめ購入したり用意するダイビンググッズはありますか?どなたか教えてください。(もりこさんの質問)

【体験アドバイザー:てんてんの回答】

初心者の方のダイビングの始め方について、お答えさせていただきます。

ライセンス不要ですぐに始められる体験ダイビング

いざ沖縄に行こう!と思いたったとしても、一緒に行くメンバーによって食べ歩きツアーになったり、ドライブ旅になったり、海と言ってもビーチで海水浴で満足、という感じになったり旅のスタイルは色々ですよね。

せっかく興味を持たれたのですから、始め方について少し解説させていただきます。

インターネットを使って沖縄のアクティビティを調べると、マリンレジャーのひとつとして確かにダイビングやシュノーケルのツアーのは山のようにありますね。

未経験の方が始められる体験ダイビングは、ライセンスが不要で、インストラクターの指導の元、短時間で難易度の低いコースを楽しめるのが特徴です。

連絡から申し込みまで

大まかな感じですと、参加してみたいアクティビティを選んで申込みをすることになるのですが

  1. ショップに直接連絡をして申し込む方法
  2. アクティビティを統括している大手のツアーサイトなどを経由して申し込む方法

があります。

メールや電話でショップへ直接連絡をすると、ショップの雰囲気が分かり、細かい質問も出来るという利点があります。
ただ、いい加減なショップに当たってしまうとメール返信がなかったり予約が受け付けられているのかわからなかったりなどのトラブルもあります。

大手のツアー会社というのは例えばですが、じゃらんやたびらいなどのアクティビティ統括サイトです。
こういう所を経由すると、ログインなどがいちいち面倒だったりはしますが、後で予約の確認やトラブルは少ないです。

じゃらんの沖縄3月おすすめランキングページ
沖縄のツアーも多数取り扱っている「じゃらん」のホームページ

予約成立から当日まで

予約が成立すると、ショップから確認のメールが届きます。
その時に、体験ダイビングの参加者の氏名や年齢、身長体重と足のサイズを聞かれます。
ショップ側は予め参加者の年齢層やウェットスーツ、フィンなどの機材を揃えておく必要があるからです。
持病の有無なども聞かれます。また、万一のための保険証と保険証のコピーも用意しておくと良いでしょう。

また、多くのショップでは沖縄に到着してから体験ダイビングの前日までに電話やメールで参加の最終確認があります。
参加確認の他、集合場所までの案内や集合時間の確認、持ち物の案内などをしてくれる所が多いです。

あいるぷまんどぅのダイビングスケジュールページ
あいるぷまんどぅさんの1日スケジュールページ。このようにホームページで1日の流れを紹介しているショップがほとんどです。

当日の流れ

ツアーの中には宿泊ホテルまで迎えに来てくれたり、ダイビングショップに集合して車で港まで乗せてくれる場合もあります。
また、港集合で自力で集合場所まで行く場合もあります。(同じ日の同じ時間に同じ船で潜る場合でも、ツアー内容でサービスが異なります)。

集合時間になってショップのスタッフやインストラクターが揃うと、受付開始です。
基本的に代表者の名前が呼ばれていきますが、沖縄では多数のショップのツアーが同じ時間に同じ場所に集合している事が多いので、間違えないように(特によくある名前の方)。
また、自分の参加する主催ショップの名前はちゃんと把握しておくほうが良いです。

その時に、ダイビング料を先に払うことが多いです。また、現金決済の所も多いです。
カードが使えるかどうかは事前に確認しておくほうが良いと思います。ダイビング、結構お金かかりますしね。

そこまで終わったら、各ショップの用意している船に乗っていざ出発です。
船酔いが心配な方は、集合場所に着いたくらいのタイミングであらかじめ酔い止めを飲んでおくと良いですよ。揺れる日は10分足らずで酔いが回ることもあります。
>「船酔いがひどいんだけど大丈夫かな」Q&A

いざ本番!

どのポイントに行くかはショップによっても違いますし、その日の天候や海の状態、ツアー内容で連れて行ってもらえる場所が変わります。
インストラクターさんたちはその日のベストなポイントに行ってくれると信じて下さい。

だいたいインストラクターひとりにつき、お客さんが1人から2人くらいの割合で行われます。また、所要時間ですが、正直ショップによってまちまちです。
というのは、その日の混雑状況やその日のポイント、潜る深さ、体験者の体格や体調によっても空気タンクの消費量などが変わるため、その時の判断によるところが大きいと思います。

カイザーマリンクラブのダイビングボート
カイザーマリンクラブさんは、動画を使ってダイビングのようすを楽しくご紹介しています。

ただ言えるのは、毎回「10分くらいかな」と短く感じるほど、時間があっという間に過ぎてしまいます!龍宮城に行った浦島太郎も同じような気持ちだったかも知れません(笑。

何組も体験者がいる時は、前の人が終わるまでは船の上での待ち時間になります。
1日のツアーでは大体2~3箇所のポイントを回りますが、ダイビングとシュノーケルの両方を楽しむことも出来ますよ(ダイビングだけでは長時間の潜水は身体への負担が大きい事があります)。

このような感じで体験ダイビングは行われます。ぜひ参考にしてくださいね♪(てんてん)

【体験アドバイザー:YYの回答】

こんにちは。流れについてはひととおりご説明をいただいたので、当日に活躍するダイビングの用品についてざっとご紹介しておきますね。

体験ダイビングに挑戦する初心者の方でも、酸素を供給するタンクと足に装着するフィンの基本の使用方法をインストラクターに教わって潜ることができますね。
ただ、ダイビングで使用する機材のしくみは意外と複雑なので、興味本位でもタンクやフィンまたはそれ以外の機材について詳しく知っておいても損はありません。

タンク

ダイビングでは欠かせない基本のアイテムです。呼吸できるように圧縮空気を良好な状態で提供してくれます。水の中で息ができない人類にとってこのタンクは水中を長時間泳ぐための最重要機材です。

大きなダイビング用タンク

マスク

ダイビングで使用するマスクにはいくつかの種類があります。
最初は小さくてシンプルなゴーグルを使用するのが一般的ですが、他に、浅い水で呼吸できるシュノーケルを備えているものもあります。

その他には、無線通信ユニットを内蔵し、ダイビング中に他の人と話すことができるコミュニケーションギア付きのフルフェイスマスクもあります。
深い場所まで潜るのに適したタイプには低視力レンズも含まれていることもあります。
深くまで潜ると太陽光が通らなり視界が悪くなるので、それ専用のゴーグルやマスクが必要となってきます。

マスクをしている女性ダイバー

ダイビングスーツ

ダイビングは季節を問わず全身を守るスーツが必要なスポーツです。ウエットスーツはゴム加工されているので断熱に役立ち、泳いでいる最中に皮膚にクラゲやサンゴなどの危険な生物による擦り傷などを避けるのにも役立ちます。

また、ダイビング中に発生した出血を外に流さないという利点もあります。血を流すとサメのような肉食系の魚が近寄ってくるからです。

たくさん並べられたダイビングスーツ

BCD

水の中に人が入ると勝手に沈んでいく・・と思っている方もいらっしゃると思いますが、人体は自然に浮遊します。
特に塩水では真水以上に浮遊するので、何も機材を使用しないと思うように下に潜ることはできません。
そのための機材のひとつにBCD(Buoyancy Control Device、ボイヤンシー・コントロール・デバイス)というのがあり、スキューバダイビングの主要な機材のひとつとなっています。
場合によってはこのBCDにウエイトを装着することもあります。

https://www.diverite.com/

フィン

水中で効率よく進むためには足につけるフィンが必要不可欠です。
低価格なものから高価格なものまでありますが、最初はダイビングショップが提供してくれるレンタルのフィンが無難です。
どのようなタイプが自分に合っているか分かるまで時間がかかる場合もあります。

https://www.diverite.com/

ゲージ類

体験ダイビングなどでインストラクターがナビゲートしてくれる場合はそうでもありませんが、Cカートを取得して自分たちでバディで潜る場合は、水中で迷わず航行するためのコンパスや水中の圧力がどの位か知るためのゲージや深度計なども必要になってきます。
深度計がないとついつい深く進んでしまって減圧症を引き起こしてしまう恐れがあります。

マーカーブイ

浮遊式ブイのことです。海の外にいる仲間たちにダイビングしている場所を知らせるためにとても役立ちます。
もし水中でなんらかの問題に遭遇してしまったた場合や、目的の場所を知るための手段を提供するだけでなく、危険の可能性を減らすための手段として、安全のために不可欠なアイテムです。

ソナー・ライト

慣れてくると深い場所に行くことがありますが、深くなると明るさもなくなってきます。
そんな暗い場所でのナビゲーションや、水面からの太陽光が浸透しない深みでのダイビング、​​水中ソナーと携帯用の電灯源が必要になってくる場合はこれらを使用します。

水中ブイとラインマーカー

前述した地上ブイのほかに、水中ダイブブイというのもあります。
これは水中をナビゲートするのに役立つアイテムです。後で戻ってくる場所をマークしておくことで、迷子になる可能性を少なくします。また、近くの他のダイバーに自分のいる場所を知らせることもできます。

応急処置キット

体験ダイビングを提供しているショップのほとんどは、水中や船上で発生する可能性のある怪我を治療するための応急処置キットを用意しています。
インストラクターはこれらを使用するための訓練も受けています。

その他のツール

ナイフ、防水カメラ、電子リール付きワイヤーライン、無線などの小物類をひとまとめにして用意しておきます。

ダイビングショップによってその内容はいろいろありますが、体験ダイビングの前に何があるかをチェックしておくといいでしょう。(YY)

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