危険な目にあったことはありますか?
数年前に沖縄(本島近く)でシュノーケリングをしました。その時の感動が忘れられず、こんどは沖縄に体験ダイビングをしに行きたいと思っています。
長い休みが取れないので数日しか行けないのですが、いつかライセンスを取るのが夢です。ところが、両親にダイビングは危ないんじゃないかと心配されています。
そこで質問なんですが、体験ダイビングをしていて今までに危険な目に合われた方はいますか。あれば、実際どんな事故だったか教えて下さい。(wooさんの質問)
【体験アドバイザー:てんてんの回答】
はじめまして!沖縄の体験ダイビングにチャレンジするのですね。
私は、もともと祖父母が島の出身ということもあり、小さい時から夏の旅行先といえば必ずどこかの島でした。
石垣や宮古など沖縄周辺の島々や奄美大島、徳之島、沖永良部、果てはサイパンやテニアン(昔日本領だった時に祖母が疎開していたという理由で)とにかく、あちこちの島で泳いだことがあります。
その後海外に引っ越したため一時ダイビングからは遠ざかってしまいましたが、子供と一緒に潜れるようになったことから最近ではまた日本でダイビングを始めました。
水圧が原因で起こる減圧症
ダイビングは危ないという一般的なイメージがありますし、もしご両親にダイビングの経験がなければ当然心配もされますよね〜。
体験ダイビング時の注意事項として最も良く聞くのが減圧症についてではないでしょうか。
ご存知と思いますが、減圧症は主に海中深く潜る連れて高くなる水圧によって起こるトラブルです。
体験ダイビングでは、何十メートルも深くは潜りませんが(体験は規定で12メートルまでと決まっていますが、大体6メートル前後くらいの事が多いように思います)、水深が深くなると水圧が高くなりますよね。
ダイビング時にはタンクを背負いますが、あの中身って、酸素はわずかで殆どが窒素なので、体の中に窒素が残ってしまうんです。
ダイビング後、海から上がった時に気圧の変化により、血管内や細胞中の窒素が膨張し、頭痛やしびれ、吐き気などの諸症状が起こるのが減圧症です。最悪死に至ることも。
後から発症する可能性もある減圧症
また、減圧症は必ずしも海から陸に上がってすぐに発症する訳でもないらしいので、注意が必要です。しばらく元気だったのに、10時間以上経ってから症状が発生することもあるみたいです。
そういう事から、長時間の潜水や急浮上は絶対にやめましょう。体験ダイビングは時間が短いし、インストラクターさんが付いていてくれるし、よっぽど体調に気をつければ減圧症になるということは少ないとは思いますが・・・。
また、ダイビング直後には気圧の変化が顕著な飛行機に乗ることも出来ません。
ただ、なったことがないという人が殆どだと思うので、実際に経験してもこれが減圧症?って思ってしまう事も。
お酒が原因で!?
私自身は、潜っていて危険な目に遭った経験はありませんが、私の弟がちょっと怖い経験をしたことがありました。
以前地元のインストラクターさんと潜っていた時なんですが、何を思ったのか浮上サインもないのに急に浮き上がっていってしまったんですよね。
原因を後で聞いたら、前日けっこう飲んでいたというではありませんか。その時は軽い頭痛程度で済んだのですが、インストラクターさんには怒られるし(急浮上したら肺が破裂して即死って)今思えばあれって確実に減圧症だったはずです。
減圧症は個人差ももちろんありますが、潜水の長さやその日の体調、寒さなどの環境も密接に関係しているそうです。
また、何よりも大切な事は、焦って急に浮上せず、ゆっくりと時間を掛けることです。それで危険のリスクはだいぶ減らせます。
しっかりとダイビングの基礎知識をマスターして、ダイビングショップのインストラクターさんの指導の元、目一杯海の中の時間を楽しんで下さいね!(てんてん)
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