天気予報とはウラハラに奇跡的に晴れた日のレポートです。天気が良い日と悪い日では景色が雲泥の差なので晴れてよかったです。
竹富島はのどかな町並みと水牛車のイメージでしたがそこはさすがに八重山諸島。海の景色もこのとおりです。
西桟橋の絶景を存分に味わいたい方は是非晴れの日を選んでください。体験ダイビングの翌日にちょっとだけ、といった方は曇りでも仕方ないところですが、日程に余裕がある方は天気予報をチェックしてタイミングをはかって行くのがおすすめです。
そしてもうひとつご紹介したい絶景スポットが「ンブフル丘」です。竹富島には「なごみの塔」という立派で有名な展望台がありますが、この丘は穴場的おすすめスポットです。人によってはこちらの方が良かったという人もいるかもしれません。
入口もなかなか粋なつくりなので、竹富島旅行の印象的な思い出として心に残ることでしょう。努力をすれば料金所でおばあと話すこともできます。

かわいい看板の自転車置き場

駐輪場

ここへ来る観光客のほとんどはレンタサイクルなので、駐輪場がしっかりと用意してあります。とにかくみんな自転車なので自分の自転車がどれなのかわからなくなります。目印か何かをカゴの中に入れておくことをおすすめします。

小さな魚がよく見える、透明感のある海

透明度抜群の海 海の中を鑑賞する観光客

月並みな言葉ではありますが、本州では絶対に味わえそうもない透明感です。とにかく下までよく見えるので、魚が泳いでいる姿にみんな見とれているところです。

桟橋の終点は…

桟橋の終着点 水に入った桟橋

何もないと分かっていても桟橋を見ると終点まで行きたくなってしまうのは私だけでしょうか。。下の写真を見るとまるで桟橋が海に向かって沈んでいるように見えますが、実際は海がだんだん深くなっているだけなんですよね。目の錯覚がちょっと面白い風景でした。

西桟橋の由来

西桟橋の説明書き

西桟橋のことについて書かれています。凶作時に小さな西桟橋からわざわざ西表島まで行って畑を耕していたそうです。昔の人は農作物を得るのにも苦労していたんですね。でもなんだか、きっとほのぼのとしていて楽しい生活だったんだろうなーとも思ってしまいます。

ビーチもありますよ

小ぶりな砂浜

桟橋の手前にはこのように砂浜があります。泳いでいる人はいませんが、その気になれば海水浴もシュノーケリングもできそうな感じです。でも何かあったら完全に自己責任という事になるのでご注意。竹富島にはコンドイビーチという海水浴場があるので、そちらを利用しましょう。

牛の鳴き声「ンブフル~」展望台

遠くの島を指差す観光客

さてここからは「ンブフル~」展望台をご紹介します。一見高台にありそうもないのですが、登ってみると意外や意外な絶景が目の前に広がります。見た目に惑わされて登るのをやめるのはもったいない!是非いちどお試しいただきたい展望台です!

文字が抜けているわけではありません。

ンブフルの由来が書かれた看板

観光途中、なにげなく歩いていたらこのような案内を見つけました。なんだ?何か文字が抜けているじゃないか。アンブフル、インブフル…?本当はなんていう場所だろうと思ってよく見たら、なんだンブフルでいいのか。
それにしてもここは何がある場所なんでしょうか。近づいて読んでみるとンブフルというのは丘の名称だそうです。この丘をつくったと言われている牛が鳴いていた声が「んぷふる、んぷふる」と聞こえたからだそうです。なので別名「牛岡」とも言われているそうです。たしかに牛岡じゃあつまらないですね。ンブフル丘で良かった気がします。

小さな丘のンブフル

丘への入口

写真右の坂からその「ンブフル」に行けます。でも実は展望台に行くにはここを登らなくてもこの奥にも入口があったりします。でもなんとなくこっちの方がワクワクします。おすすめの入口です。

丘じゃなくて家じゃないか

民家の門

こちらがもうひとつの入口です。ここから入るとどう見ても普通の家です。全然観光スポットに来た気がしません。ていうかレアな観光スポットとも言えますかね。

ドアだけが新しいおうち

竹富島の民家兼展望台

うーん、人が住んでいそうないなそうなお家がでてきました。よく見ると右下に何か書いてあります。なんでしょうか。展望台って文字が見えますね。そうです。これが展望台なのです。しかし展望台って字の下にも何か書いてあります。なんでしょうか。近づいてみましょう。

まさかの有料

展望台100円

そうです。この展望台は無料ではございません。大人100円です。子供は無料なのかな。まあそんなことはどうでもいいので100円を握りしめて展望台に向かいます。ちなみに入口はこのドアではありません。右側になります。ドアから入ると竹富島のおばあに出会って話すことができるかもしれませんが、住居侵入罪となります。

見上げるとたしかに展望台。かしら。

展望台にいる観光客

なるほどさすがに有料展望台、と言っておきましょう。おばあの暮らしのためにもみなさん有料展望台を利用されています。せっかく来たんだからここで二の足を踏まないようにしましょう。と、自分に言い聞かせて前に進みます。

展望台に続く立派な階段

石造りの階段

家の右側はこうなっています。しっかりとした階段が上まで続いています。ここを登るには「料金所」を通らなければいけません。無料で行こうとは思わないでください。

料金所

料金所の窓と奥にいるおばあさん

おばあが見張る料金所を通ります。手前にあるのは竹富島の観光マップです。とても気が利いたおばあが用意してくれたものです。そこに100円支払わないと上には進むことはできません。奥でおばあの目が光っていますから。
(本当は、おばあはのんびりと優雅にくつろいでいました)

楽しそうに展望台を満喫していた先客さん

遠くを眺める観光客

とりあえず観光スポットは全部回ろうと思っていたのと興味本位で登ってみましたが、前に来た観光客は楽しそうに「あれが西表島で…とか話すのが聞こえました。本当に見えるのか?

本当に見晴らしが良い「展望台」だった!

竹富島の全景

ここがあの普通の家の屋上か!と思うこの景色。なるほどお金を取りたくなりますね。竹富島のレンガづくりの家や海、西表島などが一望できます。ああ、来てよかった。と思える瞬間です(お金払ってよかった、とも)。